五線の理解ができるまで
こんにちは。
川西市のピアノ教室・幼児リトミック教室 講師の間瀬です。
この春、たくさんの小さなお友だちが入会くださいました。
どの生徒さんも、
そろそろ「レッスン」という時間の過ごし方がわかってきてくれたようです。
「ピアノを弾く」時も「音名唱」の時も
「私の動作を見る・待つ」
ことができるようになりました。
「待つ」ということはとても難しいんです。
これは、集中力が維持できるようになった証拠ですね。
はじめは、「まず自分のやりたい事をしていた」ので
勝手にピアノで音を出したり、私の指示を聞かなかったりは当然です。
普通の幼児でしたから・・・”(-“”-)”
さて、少しずつ前進している子供さんのサポートをしてくださる保護者のために
私なりの指導法をお伝えしたくて保護者向けお手紙を作ってみました。
◆ STEP 1 ト音記号 ど~み
「ど」「れ」「み」全て絵柄(図)として覚えます。
五線の中で読めるようにします。
◆ STEP 2 ト音記号 ふぁ~そ
「ふぁ」「そ」 全て絵柄(図)として覚えます。
五線の中で読めるようにします。
◆ STEP 3 せんとかん(上行・下行)
五線を用いて「線」「間」にマグネットやシールで意識づけをして上行・下行を順に並べる。
飛ばすことなく「順番に」ということを理解できるのに時間がかかります。
※この項目はお家で遊びの中でやっておられると進度はかなり速くなります。
◆STEP 4 音の階段(ど~ど、上行・下行)
まず、音の並びを覚えます(上行はほとんどすぐに覚えるので下行を重視して)
次に、指示された音の「ひとつ上」「ひとつ下」を言えるようにします。
これは「間」の音を読むときに役立ちます。
※この項目もお家でクイズ感覚でやらせていると効果はかなりあります。
◆STEP 5 いろいろな高さの「ど~そ」
今まではまん中の高さの「ど~そ」5つだけの判別でしたが、
鍵盤と連動させて「高いど~そ」と「低い(ヘ音記号)ど~そ」の音符を覚えます。
五線の理解ができている子供は、数えて読めるようになっています。
以上、STEP1~5まで進むと五線の範囲での音符は全て読めるようになります。
ただ、小さければ小さいほど個人差はかなりあるので「いつ」という期間はいえません。
今日読めていても明日は全く白紙に戻るのが幼少のお子さまの特徴です。
私たち指導者も手を変え品を変え、
いろいろな角度から興味を持たせるように努力はしていますが
お家の方でも是非ご協力をいただけると、よりスムーズに進んでいけるのでは…と思います。
そして、STEP 4~5の辺りで最初の教材選びをしていきます。
長く音楽とつき合っていくには「自分で音が読める」こと。
最初の試練なのかも知れませんが、
この項目は「繰り返し」「何度も」することで差が出ます。
行き詰った時は遠慮なくご相談ください。何か解決法が見つかるかも知れません。
間瀬 知子
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