ピアノの打鍵と離鍵は呼吸と同じ
こんにちは。
川西市のピアノ教室・幼児リトミックピアノ 講師の間瀬です。
「どうしたら、ピアノの音色に表情がつくんだろう」
「表現力って、どうやったら高められるんだろう」
「打鍵」=鳴りはじめと「離鍵」=鳴り終わったあと にポイントがあります。
「打鍵」は、導入期から指導し生徒も意識が高いです。
しかし、「離鍵」は無頓着な人がほとんど。
では、「離鍵」がおろそかになるとどうなるのでしょう。
● 和音を上げるとき、各音バラバラに上がり、均一性が保てない
● オクターブの連続で、どちらか一方が残り、引きずられるように聴こえる
● 休符を楽譜通りに演奏することができない
上に挙げたように、特に2つ以上の音を片手で弾くときや、
休符を演奏するときに支障が出てくるのです。
指のコントロール力が育たない上に、楽曲は非常に雑に聞こえてきます。
これを修正するには「和音やオクターブ奏は、すべての音を同時に上げる」
「休符は定められた拍でしっかり上げる」というコントロール力が必要になってきます。
『打鍵』と『離鍵』の関係は、『呼吸』と同じ。
『呼気』(吐き出す)が『打鍵』で
『吸気』(吸い入れる)が『離鍵』にあたります。
呼吸という文字は、呼(吐く)が先に来ていますが、
吐くためには、まず最初に息を吸っていなければなりませんよね。
合唱でもよく言われることなのですが、いい声を出すためには、
まず、いい息を吸うことができていないといけないのです。
「吸って、吐く」「吸って、吐く」
「離して、押す」「離して、押す」
そう、打鍵に関しても呼吸と同じなのです。離鍵が打鍵を呼んでいるのです。
決して、「押して⇒離す」ではない。
美しい離鍵から、美しい打鍵が生まれていく・・・とするなら
『離鍵』がどれほど大事なことなのか、理解していただけると思います。
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