絶対音感と相対音感のお話~ピアノ
「音感」というのは、何らかのメロディーを聴いたときに、「ドレミ」で聞こえることです。
あらかじめ基準となる音を聞かないでも、正確にドレミが判断できる能力を「絶対音感」といいます。
「相対音感」だと、あらかじめ基準音を聞けば、正確な「ドレミ」はわかりますが、基準音がないと、ドレミがソラシやファソラと聞こえたり、どんな音を聴いても「ド」の音に聞こえたりします。
(かえるのうた)で例をあげます。楽譜は「G音そ」から書いてあるとします。
「絶対音感」をもつ人は ♪そらしどしらそ~と聞こえます。
「相対音感」の場合は ♪どれみふぁみれど~と聞こえたり、
初めの音を ♪そ と指示されると ♪ そらしどしらそ~と聞こえます。
「絶対音感」は幼児期のある一定の期間に訓練することにより身についていきます。
街を歩いていても、救急車やパトカー、店から流れる曲、
雨の音や虫の声までも音階で聞こえる人がいるそうです。
日本では音楽関係の試験に「聴音」という項目がありますが絶対音感のある人は有力です。
「相対音感」は訓練により確実に身につきます。
私の教室ではソルフェージュを基本としてレッスンします。
ソルフェージュというのは、楽譜を見て階名(音名ではない)を付けて歌う練習をして、
それと並行して、聴いたメロディーや和音を楽譜に書き取る練習をします。
これらを繰り返しやることによって、メロディーが階名で聞こえるようになります。
階名で聞こえさえすれば、その中のどれかの音の音名を知ることによって、全ての音名を認識することができます。
これが相対音感というものです。
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